映画館に電話したら７月７日（金）が「深い河」の最終日とのこと、あわてて最終日に２度目を見に行きました。

　１１時１０分からの一回目の上映の５分前に映画館に着いたのですが、一番前の席しか空いておらず、それでも座れただけましと立ち見の出るほどの人気に驚きました。ちなみに一回目の上映が終わったとたん、満員電車がホームに着いたように扉から人の波が押し寄せてきました。（あまり誇張していません。）とにかく最終日はすごかったです。封切り直後の一回目の時はゆっくり見れたのに・・・・・。

　原作をもう一度読み直さなければと思いました。

　ヒンドゥー教のアシュラムの中でミサを執り行う大津の姿に、”キリスト者＜大津＞”を見ました。この男もキリストから離れられないんだろうなと、キリスト教を捨て切れないんだろうなと。

　私自身が仏像に心惹かれ、仏像の前にたたずむと心が静まるのですが、でも＜キリスト者である＞のと同じなのかなとも考えます。
　July7,1995