古い時刻表
何年か前に買った復刻版の時刻表、本棚から久し振りに取り出して眺めています。
1964年10月号の復刻版、東海道新幹線の開通した時のダイヤ大改正の折りの時刻表です。黎明期の東海道新幹線の時刻表は、
東京ー新大阪が、ひかりもこだまも何故か同じで4時間です。その後はひかりが3時間10分となって、しばらくは、ひかりが3時間10分、こだまが4時間の時代が続くことになります。
当初はひかりも新横浜に停車せず、今ののぞみが東京ー品川ー新横浜ー名古屋と停車しますが、ひかりが東京ー名古屋ノンストップだった時期が長かったです。以前は、横浜から神戸へ向かうのに、新横浜駅ではなくて、東京駅まで戻った記憶があります。開業当初は、最速のひかりが1時間に1本だったのが、今は最速ののぞみが数本以上あって、約2時間半で東京ー新大阪を結んでいます。
そして身近な加古川線を見ると、
廃線となった鍛冶屋線、その後三木鉄道となって廃線となった三木線、そして北条鉄道となった北条線への直通運転もあったようです。
以前は、三木の街から加古川へ、当時の国鉄で1本、乗り換えなしで行くことが出来たようです。学生時代、新潟の長岡に4年間住んでいましたが、当時は大阪駅から新潟行きの特急雷鳥や青森行きの特急白鳥、それと夜行の寝台急行きたぐにで乗り換えなしでした。でも今は、雷鳥の後継のサンダーバードに乗って、北陸新幹線に乗り換えて、さらに越後トキめき鉄道に乗り換えて、やっと長岡です。古い時刻表を見ると、地域によっては鉄道が不便になったように思います。
以前は、大阪から新潟まで、雷鳥や白鳥で乗り換えなしの直通で約6時間、日本海の景色を眺めながらも6時間は長く、食事と喫茶で食堂車を2度利用したこともあります。