Raspberry Pi & Linux

 パソコンの買い替えの準備をする中で、今まで2台続けてノート型のパソコンを遣っていたのを、今回はデスクトップ型を予定しており、机の配置等で週末は本棚を移動させたり、物置になっていた古いパソコンラックを書斎に持ち込んだりと、いろいろ作業をしています。その中で3年ほど前に買って、その後放置していたRaspberry Piというシングルボードコンピュータを、パソコンラックに設置して、ディスプレイとキーボード、マウスをつないで、ネットにも接続して、遣えるように整備しました。

 Raspberry PiはARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータでイギリスが発祥です。手元にあるのがRaspberry Pi 4で、SoC(CPU,GPU,DSP,SDRAM等を統合したチップ、System-on-a-chip)はBroadcom BCM2711で、CPUはARM Cortex-A72です。CPUコアが4,4つのスレッドを並列処理出来、64bitでクロック周波数が1.5GHzです。

 それにiGPU と呼ばれる統合グラフィックスはBroadcom VideoCore VIで、64 テクスチャ シェーダーと 4 実行ユニットを持っており、システムのメイン メモリをグラフィックス メモリとして使用しています。

 1.00 MB キャッシュがあり、TDP(プロセッサの熱設計電力)が7.5Wで、専用のケースには、静音タイプの小さなファンで冷却をしています。性能的にはインテルのCeleron J1850(第6世代、2013年)やAtom x5-Z8350(第5世代、2016年)とベンチマークテストでは同等ですので、軽めのLinuxは快適に動きます。

電源はDC5Vを供給、WiFiとBluetooth5.0は装備され、4K対応のmicroHDMIコネクタが2つ、USB2.0が2口とUSB3.0が3口、それと優先LANが1口、オーディオライン出力がついているので、れっきとした小型パソコンライクです。

 OSとして,Raspberry Pi用のDebian Linux があり、LXDEデスクトップ環境とChromiumブラウザで、Windowと遜色ないようなネットの利用が可能な上、数式処理ソフトである Mathematicaのサブセット版が遣えることも大きいです。数式処理ソフトとしてはフリーのMaximaがありますが、以前(Windows95時代)にMathematicaを遣った経験があり、関連書籍もあるので、Mathematicaが遣えるのはありがたいです。

 もう20年以上Linux環境とは無縁だったのですが、以前はCUI環境でコマンドラインだったのが、今は当然のようにGUI環境なので、コマンドを覚える必要はないのは楽です。コロナ禍の時に、Pythonを始めようとして、そのままだったので、久し振りにプログラミングも始めようかと・・・

 その前に、肝心のパソコンの買い替え、ソフトやデータ等、各種の引越が面倒で、時間が掛かりそうです。

itsumi
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