記録メディア・メモリー
ブラックフライデーのセールで、ネットで注文していたメモリーが届きました。256GBのマイクロSDカードで、2350円でした。これまで手元のメモリーが最大で128GBでしたので、これまでの2倍のメモリー容量です。128GBのマイクロSDカードも数年前で2000円台でしたので、数年で半額程度に価格が下落したような感じです。
メモリーの価格ではっきりと覚えているのが、20年以上前、まだデジカメが出て普及する前の頃、100万画素や200万画素のデジカメが主流だった頃で、当時はフィルム1本分の24枚や36枚の撮影が出来る程度で、それでもパソコンのデータを転送してメモリーを消せば、何度でも使えるということで、便利でした。最初は4MBや8MBのメモリーが主流だったように記憶しています。
その後、大容量のメモリーも出てきて、メモリー1枚に数十枚から百枚を超える撮影枚数も可能になって、その時に買ったのが左側の「スマートメディア」という記録メディアの128MBです。当時、三ノ宮センター街にあったコヤマカメラで7000円でした。高額だったので、今でも鮮明に記憶しています。そして右側が今回買ったマイクロSDカードの256GBで、価格が2350円です。
記録容量が2000倍(128MB→256GB)で価格が約3分の1になります。単位記録容量あたりで、約20年の価格が「6000分の1」。物理的なサイズも大幅に小さくなり、データー転送速度も雲泥の差があります。
普段撮影しているデジカメのサイズが1枚7MB程度なので3万5千枚程度の撮影が可能。音楽のMP3変換だとCD1枚が最大100MB程度なので、2千6百枚のCDの収録が可能になります。
ちょっと気になって、自宅にある音楽の記録メディアを集めてみました。
左端がLPレコード、アナログ記録で、ソフト(音楽)が記録されたものを入手します。両面記録で手動で裏返して、45分~1時間の音声記録、2000円程度でした。中央がオープンテープで、両面で45分の記録(19cm/s)で千数百円から2千円程度だったように思います。右下がカセットテープ、両面で60分や90分が多かったです。数百円程度だったと思います。
中央の上がCD、最長で1時間20分程度で、発売当時は1枚3000円程度でした。記録できるCD-Rは、今価格が下がって、1枚あたり数十円です。CDの右隣りに、スマートメディアとマイクロSD、マイクロSDは小さいので、赤丸で囲みました。その下がMD,カセットテープに入れ替わるデジタル記録として登場して1枚にCDと同じぐらいの音楽が収録できました。価格は忘れました。
普段は、CDをMP3に変換してウォークマン用にマイクロSDに記録して手軽に音楽を愉しむことが多いです。左端のLPレコード1枚が、右上橋のマイクロSDカードに 2千枚以上記録出来て、保管も再生も便利で楽です。
さらに気になって、データ記録するメディアを集めました。
左上がD-VHSのビデオテープです。ハイビジョン放送がアナログからデジタルになった時に、まだブルーレイ(BD)がなくて、このデジタル記録のD-VHSでの記録が、家庭でハイビジョン放送の留守録が出来る唯一の手段だった時代がありました。(今から20年ほど前)このテープ1本2000円近くしたように思います。もう再生する術がないです。
右上はCD-ROM、データがあらかじめ記録された状態で入手していました。まだ家庭でインターネットで気楽に情報検索が出来る前は、各パソコンで辞書機能を持つ必要がありました。これは広辞苑(日本語辞書)が収録されているCD-ROMです。
左下と、その右隣りが、MOと3.5inchフロッピーディスク(FD)です。フロッピーディスクは最初は8inch(昔の25cmレコードのサイズ)で、40年位前までは主流でした、1枚1MBのデータ記録が可能で、パソコンが8bitの時代、機械語やアセンブラでプログラムを組み、文字が英数字だけの時代には十分な記録容量でした。それが5inchサイズが主流になり、その後はプラスチックケースに入った写真の3.5inchフロッピーディスクが40年位前から、20年位までは、ほぼリムーバブルディスクの独壇場で、ワープロ機も3.5inchフロッピーディスクでした。それに取って代わるかと思っていたのが、左下のMOです。最初は128MBで、その後230MBが出て、愛用していましたが、USBスティックメモリーに地位を奪われたようです。
中央下がカセットテープ、そして右下がオープンテープです。フロッピーディスクがまだ高価だった40年以上前、家庭用のパソコンでは、このカセットテープにデータやプログラムを記録していました。1秒間に600bit、1分間で約3.6kBのデータ転送なので、当時は32Kbぐらいが8ビットパソコンの上限だったので、9分ぐらい掛かる計算になります。1MBだと4時間半以上になります。
中段の左端が写真撮影用のフィルム、24枚撮りや36枚撮りがあり、光学的に記録して写真屋さんで現像やプリントする必要がありました。その右隣りの上がDVテープ、ハンディビデオ撮影用のデジタル記録で60分収録出来ました。その下の赤線で囲んだのがマイクロSDカード、その右隣りがSDカードです。今もデジカメ用で使われています。
中段の中央が、上がMDで、下がマイクロカセットテープです、今のICレコーダのような感じで、音声の記録用の小型テープレコーダ用でした。一時は留守番機能付き固定電話に使われていました。
現在は、、写真や音楽、映像もデジタル化されて、ほぼマイクロSDカードとインターネットで記録や転送が出来、記録もネットのクラウド上での記録へとシフトしています。