光の渦~小春日和

 この数日、小春日和が続いています。真夏の強烈な陽射しは、つい避けて木陰に安らぎを感じることがありますが、寒さが緩んだ師走のお昼、冬のやさしい陽射しが溢れる光景の中で、身体全体で陽射しを受けたくなりました。

 明石・大蔵海岸から望んだ、海峡を行き交う舟が、煌めく海の中でシルエットのように見えました。

 松江海岸、砂浜に打ち寄せる波、彼方の海面が白く輝いて眩しいぐらいでした。

 夏には海の家が建つ辺りの、松江海岸の入り口付近は、松林が途切れているので、冬場は砂防の莚(むしろ)が幾重にも建てられて、砂浜沿いのサイクリングロードに砂が吹き込まないにしています。

 海峡越しに、明石の島影が霞んでいます。この時期はクッキリと淡路の島影を望むことが出来るのですが、寒さが緩んで、ほんとうに早春のような景色が目の前に広がっていました。

 明石漁港近くの「港町」のバス停です。両隣が「岬町」と「岩屋神社前」と、映画の設定のような名前のバス停の標識です。

 土曜に続いて、昨日の日曜も自転車で45kmほど、冬の陽射しを全身に浴びて汗ばんで、ゆったりと明石からの海の景色を堪能しました。

 舞子海岸からの海峡の眺め、海峡と島影と架け橋とが、夥しい光の渦の中で輝いていました。架け橋が海峡の海面にも映って、輝きを添えていました。

itsumi
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