泡盛と薩摩芋

 最近は、もっぱら焼酎が多いのですが、焼酎売り場の片隅に泡盛があって、つい手を伸ばしてしまいました。

 学生時代、3年生の時が源氏物語、4年生の時が万葉集と、考えれば古文に偏重していたように思います。4年生の万葉集の担当の先生が、久米島にフィールドワークに行った時の話を授業中のこぼれ話でしてくれたことが印象的で、久米島に滞在していた時に「久米島の久米仙」という泡盛をずっと飲んでいた話が記憶に残っています。

 会社の寮に居た時に、店で「久米島の久米仙」を見つけて、つい買ってしまいました。以前は720mlの瓶はあまり見掛けず、一升瓶のを買って部屋で開けたのですが、強烈な匂いと味で、とても飲めず、今から考えるともったいない話ですが、寮の共同の洗面所で流したのですが、泡盛の匂いが、その階全体に漂ってしまって、ちょっと気まずかった記憶があります。その頃は焼酎や泡盛を飲むことがなかったので、受け付けなかったです。

 奄美の黒糖焼酎を飲むようになって、その後、芋焼酎の臭さに惹かれて、そして「ちゅらさん」というドラマをみていたこともあってか、再び泡盛を買ったのですが、芋焼酎を飲むようになっていたので、泡盛を美味しく飲んでいた時期もありました。

 最近は、芋焼酎を水で割ったりロックで、寒くなるとお湯割りで味わっていたのですが、年末には、この「久米島の久米仙」を愉しもうかと思います。

 茨城の「行方かんしょ」、行方は霞ヶ浦と北浦の2つの湖に挟まれた行方台地になり、行方台地は肥沃な赤土で 水はけが良く、さつまいもの生産に適しているようで、行方は「さつまいも王国」と呼ばれているそうです。行方のさつまいもが「行方かんしょ」で、糖度が高く甘みが強く、農産物直売所の片隅に箱売りをしていたので、「筋肉を落とさずにダイエットし、栄養をしっかりと摂ろうとするとサツマイモが良い」という知識を得たばかりだったので、思わず箱買いしてしまいました。「紅優甘(べにゆうか)」というブランドでした。

 千葉県に住んでいましたが、隣の東京へは度々行っていましたし、3年ほどは東京で働いていましたが、反対の隣側の茨城へ行くことはほとんどなかったです。行方は潮来と隣接して、北浦を挟んで隣接する鹿嶋で働いていた同級生を訪ねて成田線・鹿島線に乗って鹿島神宮まで行ったことがありますが、車窓から潮来あたりの水郷地帯を眺めただけでした。昭和歌謡の「潮来笠」の舞台がこの辺りなのかなあ~と思って水郷地帯の光景を眺めた記憶だけが残っています。

itsumi
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