突然の贈り物
昨日、突然の贈り物、越後からお米が送られてきました。大学時代の同級生で、卒業以来、会う機会はなかったのですが年賀状のやりとりは続いて、昨年の秋頃からメールのやりとりをするようになって、音楽やオーディオのことで、刺激を受けていました。
越前が石川県、越中が富山県、そして越後が新潟県で、越後の中では上越・中越・下越と、昔の京の都に近い方から、越前・越中・越後、そして上越・中越・下越と言われ、大学があって下宿していたのが、中越になります。中越の中でも長岡の南側は魚沼地方と言って、魚沼産コシヒカリは、「うまい米」の代名詞的な存在で、ブランド米の先駆的なお米です。学生時代に原付バイクで、近くの農家に買いに行って、当時5000円で買った記憶があるのですが、それが5キロのだったのか10キロだったのか記憶がなく、ただ美味しかった記憶だけが残っています。高価な魚沼産コシヒカリは、それから後に買った記憶がないです。
今は、いろいろなブランドがあるようで、送ってもらったのが南魚沼産の「こしひかり」と共に「新之助」というブランド、これは数年前から出回っている新種だそうで初めて知りました。高温障害・気象災害のリスクと収穫作業の分散で、晩生品種としての位置づけだそうで、『比較的硬めでしっかりとした粒感がありつつも粘りも強く』という謳い文句を見ただけでも、食指が大きく刺激されます。また魚沼産コシヒカリよりもたんぱくが多いようです。
それに「こしいぶき」、これは「越後(こし)の新しい息吹(いぶき)」の意味で、調べると県民投票をして、それを元に新潟県知事が命名したそうで、こちらは20年ほど前から出回っていたそうです。コシヒカリの孫にあたるようで、稲の背が低くて倒れにくく、刈り取りが早く成熟期は早生品種としての位置づけのようです。『暑い夏での実りにもお米の品質を落とさず、また炊き上がったお米のツヤも良く、粘りがあり、コシヒカリに匹敵する食味』という謳い文句で、作る側にも食べる側にもメリットがあるようです。
最近は、繊維質を意識して、麦を混ぜたごはんで、お米もブランド米ではなく、それはそれで美味しく召し上がっていましたが、時には銀色に輝く美味しい銀シャリも欲しくなるので、大切に頂きたいと思います。
昨年末に、従兄弟からの突然の贈り物、上等な酒の肴になるようなつまみの缶詰セット、あまりに高級そうなので、年末・正月に幾つか開けて堪能していますが、まだ残っています。なんだかもったいなくて、春先までもちそうです。越後の銀シャリと食べると「言うに言えない」かもしれません。