トーホーストア
幼い時に、近くにあったスーパーがトーホーでした。神戸を中心に近隣の明石や加古川、高砂にも店舗があり、神戸の地元のスーパーです。今でも私にとってのスーパーの原風景はトーホーです。
学生時代、4年間住んでいた新潟・長岡には、地元スーパーとして「原信」があり、当時住んでいた下宿から、原付バイクや車で原信に買い物に行って下宿で自炊をしていたので、「トーホー」と共に「原信」も、懐かしいような記憶があります。
子どもの時に、母方の祖母が、近所のスーパーの賄いをして、スーパーの2階の従業員スペースに何度か行った記憶があります。
トーホーストアは、元々は太平洋戦争後に佐賀県で藤町商店として創業したのが、東蜂産業株式会社として1953年に神戸に本社を設立、そして1963年に垂水にセルフサービス方式のスーパーとして「トーホーストア」を開店して、次々と神戸で店舗を展開したようです。「トーホー」の「東蜂」は、「東」は創業者の藤崎の藤(トウ)から、ホウは、福岡支店の屋号「蜂屋」の蜂(ホウ)が由来のようで、社名として「東に向かって働き蜂の如く」の意味を込めたそうで、創業地の佐賀から、福岡、神戸へと進出して、神戸を中心にスーパーを展開したことになります。
ダイエーやジャスコのような大規模店ではなくて、住宅地の中の中規模店が多く、この10年ほどで、垂水区内の店舗が幾つか閉店していました。
垂水駅前、地元密着型ですが、垂水駅前には、隣り合わせてイオン(以前はジャスコ、その前はフタギ)の地下に大規模な食品売り場があり、また駅の東口には神戸灘生協(コープ神戸)の大規模な店舗があり、更に垂水駅前商店街には、安売りの八百屋が何軒か、そしてドラッグストアやコンビニも数店舗が駅前にあり、競争相手は多いです。
トーホーストアが、スーパーマーケットの事業をバロー(八百鮮、ヤマタ、中部薬品)と三杉屋とに譲渡して、全店舗が閉店するようです。
垂水駅前店は八百鮮、滝の茶屋店は三杉屋となり、舞子店は中部薬品となってドラッグストアになるようです。舞子店は今月末が閉店のようで、垂水駅前店、滝の茶屋店、舞子店は、近々、記念に行こうと思っています。