オザワ
今、飛騨・古川を舞台とした2002年のドラマ「さくら」が再放送されて、楽しみに見ています。ハワイ出身の主人公さくら(高野志穂)が、大学在学中に日本の英語教師に応募して、飛騨・高山の中学のアシスタント教員として働くこととなり、飛騨・古川の和蝋燭店に下宿して展開するドラマで、主人公さくらが副担任を務めるクラスの担任が桂木先生で、小澤征悦が演じています。
小澤征悦の父は指揮者で、小澤征爾です。昨夜、訃報に接しました。
小澤征悦は、ボストン交響楽団の指揮者のイメージが強いです。日本では指揮者の齋藤秀雄に師事し、齋藤の反対を超えて渡欧し、いくつかのオーケストラの客演をする中で、カラヤン指揮者コンクールで第1位となり、カラヤンに師事、その後ミュンシュに師事し、アメリカに渡ってバーンスタインに師事。日本人指揮者として海外の有名なオーケストラを指揮し音源化する道を拓いています。
1973年にボストン交響楽団の音楽監督に就任して、その後、長く勤めていたので、ボストンフィルの指揮者というイメージを持っています。
息子の小澤征悦がドラマ「さくら」に出演した2002年には、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを指揮し、2008年に文化勲章を受章しています。
手元のCDを探したのですが、見つかったのは恩師・齋藤秀雄を記念して結成したサイトウ・キネン・オーケストラを指揮したブラームスの交響曲1番のCDです。LPレコードでは、ボストンフィルの音源を持っていたような記憶があるのですが、今手元にあるオザワ指揮のCDは、この1枚だけのようです。