春爛漫~明石

 桜の満開が先週の木曜ぐらいで、その後も雨が降らず、花が散ることがなく昨日の日曜も、ほぼ満開のまま、活き活きと春の陽光に輝く桜を楽しむことが出来ました。

 さすがに桜の若葉も萌え出づり、桜色に若葉の淡い緑が映えて見惚れてしまいました。

 畑にはレンゲ草の淡い紫の可憐な花が、周りの緑に映えていました。

  山の麓の 小さな村に
  咲いた可愛い レンゲ草よ

 ビリーバンバン「れんげ草」、安東久1972年

 昨日は、明石・中崎公会堂での弦楽四重奏の演奏会の前に、西明石駅で降りて、明石の春を楽しみました。

 青龍神社の南、旧浜国道(県道718号)の南の昔からの町を通る古くからの道が藤江川を渡る処で、此処の光景が好きで、いつも写真を撮ってしまいます。

 海岸沿いに出て、藤江漁港の東端からの播磨灘越しに淡路島と明石海峡を望む光景です。藤江の海岸沿いは屏風のような崖が、浜の散歩道沿いに続いており、縄文海進の時も、この屏風状の海岸線が、ほぼそのままだったようです。

 松江の海岸沿いに海苔の養殖場が広がって、春霞で淡路の島影は霞んでいました。

 明石・林村(林崎)にある真言宗の宝蔵寺、本堂前に、遺跡「毘沙門天とかくれキリシタン十字架」と記された標柱があります。高山右近が明石を所領し、船下城主だった時に、宝蔵寺はキリスト教の教会堂として使われていたようで、寺にはマリア観音の十字架が伝わり、キリシタン禁教令後も拝礼のため壁に埋め込んだものだそうです。

 明石城の東端のお堀端、石垣の上に桜が咲いて、駅前ですが、城下町らしい光景が馴染んでいる町

 しだれ桜が、明石城公園の東端にあり、満開でした。

 今朝5時半頃、自宅を出ると濃霧に包まれていました。明石海峡からは霧笛が聞こえてきます。

 天神川の向こうに高丸の高台が望め、もう日の出の時刻を過ぎていましたが、深い霧で東の空はオレンジ色に染まっていました。朝霧や霞ヶ丘、五色山という地名があるように、明石海峡沿いの高台は、これからの時期、早朝は霧に包まれることが少なくないです。

itsumi
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