弦楽合奏 演奏会
弦楽の「アンサンブル プティ・タ・プティ KOBE」の第18回定期演奏会を聴きに神戸文化ホールへ行きました。
モーツアルトの中でもお気に入りの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の演奏があり、また吹奏楽の演奏を春先から続けて聴いていたのですが、明石の中崎公会堂で弦楽四重奏を聴いて、弦の響きを生で耳にしたくなって探して見つけた演奏会です。
神戸駅、今年は大阪駅ー神戸駅間に明治7年(1874年)に鉄道が開通して150年、今の神戸駅の駅舎は昭和5年(1930年)で、6年後には100歳の駅舎です。
神戸駅の北、国道28号線(多聞通り)を渡って、湊川神社、神戸地方裁判所、神戸中央体育館を過ぎると、山手幹線の北側に神戸文化ホールが位置します。その北には神戸大学医学部(附属病院)、神戸中央図書館、そして大倉山公園が広がっています。
午後からは大ホールで神戸市民交響楽団の神戸市民交響楽団が、すでに行列が出来ていました。グリーグの「ペール・ギュント組曲」とシベリウスの「交響曲第1番」でしたが、あらかじめ前売り券を買っていなかったので断念しました。
中ホールでのアンサンブル プティ・タ・プティ KOBEの演奏会は、開場時間が遅いので、まだ並んでいませんでした。
大倉山公園を散策して、開演時間のちょっと前に文化ホールに戻ると、かなり行列が出来ていました。
後ろから数列目で中央付近の座席に座ることが出来ました。演奏全体を俯瞰できるので、お気に入りのポジションです。
コンサートミストレスによる演奏前のチューニング・・・、演奏が始まるので撮影はここまで。
1曲目がモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、お気に入りの弦楽セレナードで、ちょっとゆっくり目の演奏でした。聴き慣れた曲なので、ゆっくり目のテンポでの演奏だったので、ちょっと曲の雰囲気が違って聞こえました。
第一楽章が終わると、突如、子どもの泣き声、第2楽章の演奏に入るために指揮棒を上げていたのですが、泣き止むのを待つ感じで・・・でも、また泣き出したので、指揮者が振り返って、客席に笑い、そして、子どもの泣き声が三度目、そそくさと子供を抱き抱えて、お父さんらしきし人が横のドアから出ていって、一呼吸置いて指揮者が指揮棒を上げて、何ごともなかったようで第2楽章の美しい旋律が奏でられました。
司会者の説明が入って、2曲目は20世紀の作曲家・フィンジの「ロマンス」、はじめて聴く曲でしたが、ゆったりとした美しい曲でした。
3曲目も20世紀の作曲家・グレツキの「3つの古い様式の小品」、現代音楽らしい感じの曲でした。
休憩を挟んで後半は、ビートルズの曲や映画音楽が続いた後、最後はグリーグの「ホルベルグ組曲」、第1楽章のプレデュードは聞き覚えがあるので、手持ちのCDの小品として曲名を意識せずに聴いていたのか?それともヴァイオリンのソロにアレンジしたような感じで、これもヴァイオリン名曲集の中にあるのかもしれません。「ホルベルグ組曲」という曲名は覚えがないですが、素敵な演奏で、素敵な曲でした。
アンコール曲はヨハン・シュトラウスの「ラデツキー行進曲」で、会場はノリノリになって演奏が終わっても拍手が鳴りやまず、アンコール2曲目は、曲名がわかりませんが多分、モーツアルトのセレナーデのどれかで聞き覚えがありました。
演奏会が終わった時の雰囲気、名残惜しいような、背伸びをしたいような独特の気持ち・・・
4時過ぎで、文化ホールを出ると、真夏のような陽射しが照り付け、周り一帯が眩しく、そして神戸駅へ向かう途中で汗ばんでしまいました。帰宅してすぐにシャワーを浴びました。