アンサンブル レ・リアン
明石の駅前にあるアスピア明石の子午線ホールでの第2回アンサンブル レ・リアンの演奏会へ行ってきました、
木管アンサンブルの演奏で、2重奏から5重奏まで、木管の柔らかい響きを愉しんできました。第1回目は古典派からロマン派の演奏だったそうですが、今回は20世紀の作曲家の曲で、耳慣れない曲ばかりでした。
段差の少ないホールだったので、真ん中ぐらいの中央の席に座りました。演奏するオーボエ、ホルン、クラリネット、ファゴット、そしてフルートの5人は、全員、明石北高校の出身のようです。
最初はチェムルンスキーの”木管五重奏のための「ユーモレスク」ロンド”、半月前に弦楽合奏を聴いて、弦楽ばかりでしたが、今回は管楽器ばかりの小編成の演奏で、各パートの音が心地良く耳に響きました。
次が「トリオ・ダンシュ」というオーボエ・クラリネット・ファゴットの木管三重奏によるフランスのいベール作曲の「木管三重奏のための田園風コンセール」、その次がブラジルの作曲家による「フルートとクラリネットのためのショーロス第二番」という木管二重奏、そしてトリオダンシュの木管三重奏によるフランスのトマジ作曲の「木管三重奏のための田園風コンセール」・・・どうも20世紀の曲ばかりで耳慣れない曲ばかりでしたが、オーボエとファゴットの低くて柔らかく美しい木管の響きが、ほんとうに心地良かったです。そして休憩前に5重奏で、フランスのミヨー作曲の”組曲「ルネ王の暖炉」より”で、フルートとホルンが加わって華やかな演奏でした。
休憩後には、映画音楽ゴットファザーの作曲者であるロータの“木管五重奏のための「小さな音楽の贈り物」、次にロボス作曲の「ブラジル風バッハ第6番より アリア」、バッハ風の曲調で、初めて聴く曲ですが、すっと入っていくことができました。そして日本の渡辺哲哉作曲の「落ち葉の舞う季節」は木管三重奏で、良い曲でした。次も日本の福田洋介作曲の「さくらのうた」、これは2012年の吹奏楽コンクールの課題曲だったそうで、その木管五重奏バージョンでした。最後はドイツのヒンデミット作曲の「木管五重奏のための小室内楽曲」でした。
小ホールのような感じで、舞台まで10m弱ぐらい、結構フルートの音って、このようなアンサンブルだと迫力があるなあ~と感じました。なによりも木管の奏でる柔らかい音に包まれた梅雨のひとときでした。
※ なお、演奏風景の撮影は、アンコールの時に「この曲は写真撮影OKです。」とのアナウンスがあったので、カバンから取り出して撮影したものです。
なお、この日の演奏は、後日、YouTuneにアップされるようです。
アンサンブル レ・リアン YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@ensemble-les-liens