以前から気になっていた「五指山緑地」へ行ってきました。古代は、ここも五色塚古墳だった場所です。

　五色塚古墳の「前方」の部分すれすれに山陽電車の線路が横切っており、本来の五色塚古墳を横切っており、山陽電車の線路の南側に緑地があり、それが「五色山緑地」です。その南側にはJR神戸線、そして、おそらく古代の海岸線に沿うように国道2号線が走っています。江戸時代の初期に「垂水新田」として開拓されるまでは、雑木林が広がっていたようで、明治以降は、イチゴ畑や牧場があったようで、その後は山陽電車が宅地開拓をして、五色塚古墳は住宅地の中にある形です。

　　Google Earthで見ると、JR神戸線の線路と山陽電車の線路に挟まれたデルタ地帯のような感じで緑地が残っているのがわかります。

　住宅地の中の行き止まりのような部分で、用事もなく、今まで訪れたことがなかった「五色山緑地」、何かがあるわけでもなく、狭い芝生と雑木林だけです。

　「五指山緑地」の北側は、すぐに山陽電車の線路、その向こうに、五色塚古墳の南端、それと古墳の「前方」の部分が見えました。

　「五色山緑地」の南側はJR神戸線の複々線の線路が広がっています。古代にはこの辺りまでは五色塚古墳だったと思います。そして古墳のすぐ南側に山陽街道（西国街道）が海岸線沿いに走っていたことと思います。