港町

 神戸は残暑が続いています。3日前の月曜は朝から激しい雨が降り続いて、一ヶ月ぶりぐらいの雨でしたが、一昨日の午後にはカンカン照りで残暑に逆戻りが続いています。お昼後の駅前のタクシー乗り場には長蛇の列、昼下がりには、客待ちのタクシーの列が出来ているのですが、坂が多い垂水の街で、熱中症を避けてタクシー利用が増えているのかもしれません。

 垂水の町は、古くから目の前に広がる明石海峡の漁場があるので、漁業を中心に栄えた村がルーツのようで、垂水の中心の駅前に海神三座を主祭神とする「海神社」が鎮座しています。海上・航海の神である「上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)」、海中・漁業の神である「中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)」、そして海底・海藻、塩の神底である「津綿津見神(そこつわたつみのかみ):海底=海藻、塩の神」の3柱が祀られ、初詣や秋のお祭りでは賑わいます。

 昔は、この辺りの字名・日向から「日向大明神」と呼ばれていたようですが、明治になって「海神社」と改めたそうです。

 境内には七福神も並んでいます。

 宝篋印塔が、今は暗渠となっている天神川の西の丘の上の墓地にありますが、元々は山陽道沿いの丘の上にあったそうですが、明治21年の鉄道開通の時に、現在地に移したそうです。遊女塚と言われ、ひょっとしたら古代の古墳の名残かもしれません。

itsumi
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