遠い太鼓
村上春樹の初期の三部作と言われる「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」は、出版された学生時代ではなくて、就職してから村上の作品に触れて、後から単行本を買って読みましたが、その次の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、発売日に書店で買って、むさぼるようにして読んだ記憶があります。
そして、その次の「ノルウェイの森」の上下2巻も発売日に書店で買って読みました。あまり書評を読まないので知らなかったのですが「ノルウェイの森」と、その次の「ダンス・ダンス・ダンス」は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」後に、村上が3年間、主にヨーロッパで暮らしていた時に書かれたそうで。「ノルウェイの森」はギリシャ、シシリー、ローマと移り住む間に完成させたそうです。この「遠い太鼓」を読み始めて、初めて知りました。
ふと立ち寄ったBOOK OFFで、サッと本棚の商品を見渡していると、村上の文庫本が110円コーナーで並んでいます。ちょっと分厚い「遠い太鼓」というタイトルに記憶がなく、短編集かなあ?と手に取ると、1986年から1989年までの3年間の旅行記で、1990年に単行本が出て、1993年に文庫本化されていました。2023年の第66刷で、手垢のついていない新品のような本で、思わず買ってしまいました。
少し涼しくなったので、久し振りに村上の本を読もうかなあ~と。
今朝、日の出の50分前ぐらいの東の空です。ほぼ真っ暗で、手振れ写真ですが、東の遥か上空の空に、かすかに陽光のうち波長の短い深い青や紫の光の兆しが、うっすらと射し込んでいました。
小高い丘の上から、真正面に淡路島を望む南西方面、うっすらと淡路の島の稜線が見え、垂水の街の西側の住宅地の街の灯りが見えます。写真の左端・淡路島の海辺が光り輝いているのは、神戸淡路鳴門自動車道 の 淡路SAです。
デジカメのレンズを少し望遠にして、明石海峡大橋をクローズアップ、真ん中に本州側の主塔が見え、そして光の帯のように見えるのが、明石海峡大橋を渡っている車のヘッドライトになります。