COBOL

 10月に入って、1964年10月1日に開業して60年を迎えた東海道新幹線の話題が幾つかニュースになっていました。開業当時の0系新幹線は30年ぐらい前までは、普通に走っており、その頃は100系新幹線が2階建で、2階建車両にはグリーン席が2階席で1階には食堂車があり、当時は千葉や埼玉に住んでいたので、グリーン席や食堂車の利用もしていましたが、今のN700系になってからは、食堂車がなくなり、700系以降ではグリーン車の利用もしたことがないです。

 東海道新幹線のニュースで、交流25,000 V・60 Hzの新幹線のために、富士川以東では50Hzを60Hzに変換する必要があり、多くがパワーエレクトロニクスによる静止型(半導体方式)の周波数変換装置(FC)になっているようですが、横浜にある綱島周波数変換変電所では、2台の回転型(電動機ー発電機)のFCが現役だそうで、2037年までは稼働を続けるそうです。なんとなくレガシーのような技術のように感じますが、今後10年以上も稼働を予定するということは、信頼性が担保されているようです。

 新幹線のニュースと関連して、コンピュータのレガシーのニュースがネットで関連付けられていました。高度成長期の頃から日本のコンピュータ産業を牽引してきた富士通が、メインフレームの製造・販売から2030年度に完全撤退という少し古いニュース。メインフレームとは企業等の大きな組織の基幹情報システム用の汎用コンピュータで、大型コンピュータや中型コンピュータと呼ばれていたものです。

 メインフレームは専用OSで稼働していますが、今のコンピュータはサーバーからPC(パソコン)まで、オープン系のLinuxやWindowsといったOSが使われています。30年ぐらい前までは、メインフレームに端末が接続されているイメージのシステムだったのが、今はサーバもPCもオープン系のOSで、インターネットに接続されたシステムが構築されていることが多いです。富士通は2030年にメインフレームの製造・販売から撤退して、その後は5年間は保守を続けるとのことで2035年には富士通がメインフレームの世界から消え、日本電気のACOSシリーズが残るだけになるようです。

 30年あまり前に、東京の専門学校で3年あまり教員をしていた時代は、まだインターネットは一般的ではなく、メインフレームの全盛期でした。実際にCOBOLのプログラマーや、COBOLを基軸としたデーターベースのシステムエンジニアが企業等での業務では、もっとも求められていました。担任をしていた学生もCOBOLを武器に就職したケースが多かったです。当時は、今となってはレガシーとなったCOBOLやFORTAN、16bitのアセンブラ言語のコンピュータ言語教育を専門学校の授業で教えており、専門学校でも教育用にメインフレームがあり、端末が演習室に並んでいました。今から考えると、ちょっと下世話な表現ですが、30年ほど前には「COBOLで飯を食っていたひとり」でもあったわけです。

 今はまだメインフレームが少なからず稼働しており、COBOLを基幹として組まれたシステムが動いているのですが、COBOLを扱えるエンジニアが減っているそうで、ハード的なシステムの保守が出来ても、ソフト的にシステムを維持管理する人材が限られている、というニュースも関連付けられてネットで閲覧しました。今、COBOLの教育をしている専門学校等はさすがに皆無だと思うので、COBOLを扱えるプログラマーの絶対数が、かなり少ないようです。30年ほど前は、商業高校ではCOBOL、工業高校ではFOTRANを教えていた時代です。

 当時のPCは、パソコンではなくてマイコンと呼ばれていた時代で、商店や事務所等では16bitのPCであるNECのPC-98シリーズが全盛で、GUIの時代ではなくてコマンドラインのCUIの時代。MS-DOS上で、ワープロが一太郎、表計算がLotus1-2-3が主力で、データのやりとりや保存はフロッピーディスクでした。それらのことが、30年あまり経った現在はレガシーと呼ばれるようになったのだなあ~と、新幹線60年の関連ニュースの触れて感じました。

 月・火・水と3日間、結構身体を動かしたこともあり、今朝は雨だったこともあって、目覚まし時計が鳴っても起きることが出来ず、結局1時間遅れの6時起床でした。昨晩は身体が疲れて8時過ぎに就寝したので、10時間近く布団の上に滞在して、目覚めた時間を省くと睡眠時間が9時間13分でした。

 未明から秋雨が続いて、朝食を摂っている頃には、結構の激しい雨になって、なんとなく筋肉痛のようなものも残っていたので、久し振りにスーパー銭湯へ行きました。1時間40分の入浴で、汗を800mlぐらいかいて、水分を1000ml補給、512kcalの消費で、平均脈拍数は111bpmでした。

 身体を動かしたわけではないので「運動消費カロリー」ではなく、身体が温まって、身体の末端の皮膚が活性化して代謝が良くなり、汗をかいたので血流が良くなって、末端の毛細血管の血流が良くなったので、健康には良いのかなあ~と思いながら100分も入浴してしまいました。体温と同じぐらいの「ぬる湯」に長時間浸かったり、スチームサウナで、たっぷり汗をかいたり、100分入浴すると結構疲れました。途中で水分補強もして、入浴後はアミノ酸サプリも摂りました。入浴後、しばらく椅子に座っていると心拍数が80bpmを下回り、落ち着きました。

itsumi
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