加古川渡河 70km
昨年は、夏があまりに暑くて、サイクリングを避けて、そのまま秋も自転車で遠出をしませんでした。スポーツジムに通い始めたこともあって、マシントレーニングばかりでした。今年は、加古川・高砂・姫路までサイクリングを愉しむ予定だったのが、昨年以上の猛暑、それと6月にテニス肘となって、自転車で遠出をすることなく10月に入ってしまいました。
秋雨前線が停滞して、ようやく厳しい残暑もやわらいだので、自転車の手入れをして、昨日は午後から江井ヶ島まで往復35kmのサイクリング、そして今日は朝から自転車に乗って、久し振りに加古川を渡って高砂まで行きました。昨年は高砂に行った記憶がなく、今年は春に加古川市までは入っていましたが、一昨年以来、2年ぶりの高砂行き、久し振りの(今の私にとっての)ロング・ライドでした。
朝、8時ごろに自宅を出て、海岸線沿いを只管西へ。明石川に架かる大観橋西詰からは県道554号・姫路明石自転車道が海岸線に沿っているので、播磨灘沿いを気持ちよく走れます。
瀬戸川の左岸、住吉神社の近くに「来楽」の茨木酒造という造り酒屋があります。車だと帰りに買うのですが、自転車なので、写真を撮るだけ。
茨木酒造の近くの田んぼは、既に稲刈りが終わり、蘖(ヒコバエ)がスクスク育っていました。
藁を干す光景は、最近はあまり見掛けませんので、愛機の自転車と記念写真
瀬戸川の右岸、二見漁港の東端のはずれの海岸沿いに、明石瓦の壁があり、いつも撮ってしまいます。
二見漁港の東、瀬戸川右岸まで広がる西岡海浜公園の砂浜、ここは砂を入れた人工砂浜で、20年ほど前までは波消しブロックが積んでいた記憶があります。
明石市の海岸近くには「この場所は標高約~~m」という津波の注意を呼び掛ける標識が電柱に貼っています。普通の地震では2mの津波は稀ですが、南海トラフト地震では、大坂湾の奥から明石海峡を経て津波が襲ってくると、2mか、それ以上の津波もありうるかもしれません。
明石市の西端の西二見を過ぎて、隣町の播磨町の住宅地の一角に田んぼがあって、稲穂が垂れて、朝日に輝いていました。
久し振りのロングライドなので、スマートウォッチの心拍数を気にしながら、トレーニングモードで只管突っ走るのではなくて、写真を撮りながら寄り道をしながら進み、播磨町役場にも寄り道をして、記念写真。
久し振りの加古川・浜ノ宮公園です。夏にはセミの鳴き声がうるさいののですが、今年は経験をしませんでした。高砂や姫路へのサイクリングでは、此処でいつも休憩をとっています。
旧・国鉄高砂線の尾上駅跡のモニュメントです。国鉄時代に加古川駅から山陽電車高砂駅の南を経て、高砂銀座商店街の西までの旅客営業と、いろいろな企業への貨物の引き込み線があり、廃線跡は遊歩道になっていたりします。
旧高砂線が加古川を渡る鉄橋は既に撤去されていますが、加古川左岸の住宅地にある高架橋は、そのままサビて残っています。
階段を自転車を抱えて上って、加古川の左岸の堤防の上の道です。背後には山陽電車の鉄橋が見えます。
山陽電車が、加古川鉄橋を走って迫ってきます。
河川敷の道に降りて、山陽電車を加古川鉄橋の下から見上げるように撮りました。なんだか鉄道マニアのブログの様相になってしまいました。
山陽電車の鉄橋をくぐって、山陽新幹線の鉄橋もくぐって、国道250号線の播州大橋の歩道を自転車で渡るために階段を上るのですが、この階段の西側の橋の下の部分に、ずっとホームレスの方が住んでいました。前回、ここを通ったのが一昨年なのか、その前の年か記憶があいまいですが、その時まだいらっしゃていました。そして久し振りに来た今日は、綺麗になっていました。どこかの施設に入ったのかな~と思いながら、自転車を抱えて階段を上って加古川を渡りました。
播州大橋を渡ると、西詰は高砂市です。自転車で訪れるのは2年か3年ぶりです。
自転車を抱えて加古川右岸の河川敷まで下りて、加古川を少し上流まで走りました。「古新堰堤」は河口より約3.8km地点にあり、河床の低下の防止とともに、高砂市の水源に対する塩水遡上の防止もあるようで、最初に丸太で1930年に出来たようですが、今の堰堤は1960年に鉄矢板を打ち込んだものに替えられたそうです。
今日は、此処がターニングポイントです。しばらく堰堤の水音を耳にしながら休憩しました。
河川敷には、加古川右岸サイクリングロード(手前)と工事車両が走る道路が並行しており、管理者は別のようです。写真左端の土手の上には県道79号線が走っています。
播州大橋の西詰一帯は、高砂市の沿岸に広がる工場への電力供給のための鉄塔が密集しているので、鉄塔マニアとしては、いつもレンズを向けて写真を撮ってしまいます。
帰路は、少し国道250号線沿いを走りました。ロードサイドの店で昼食を摂るためで、久し振りに「なか卵」の親子丼+冷やしうどんセットを食べました。山椒をかけて食べると美味しかったです。
帰路は、往路よりもスピードを落として、心拍数を気にしながら休憩を挟んで自宅に向かいました。明石川の大観大橋西詰からの県道554号・姫路明石自転車道は、江井ヶ島までは「明石・浜の散歩道」としてほぼ海岸線に沿っていますが、新たに「スーパーロングライドコース・はりまの里」にも指定されたようで、この数年、自転車の通行量は増えています。自転車に乗り始めた二十数年前は、あまりロードバイクは見掛けませんでしたが、結構ロードバイクで疾走する姿と出逢うようになりました。
今日は、70.21kmを6時間28分で走ったことになります。これは休憩や食事時間込みで、自転車に取り付けていたサイクロコンピュータでは実走行時間が4時間3分でしたので、平均実速度は17.5km/hぐらいとなり、往路は20キロ+αぐらいで、復路は20キロを下回るぐらいだったので、信号や交差点での減速や、人混みでの減速を考えると、平気18キロ弱になるのかなあ~と。
平均心拍数が121bpmで、運動消費カロリーが2316kcal、無酸素運動が147分で、更に負荷が高い過負荷状態が67分でしたので、心拍数を気にしながらも、結構、高負荷になっていました。
有酸素トレーニングが5.0で『過度』との判断、そうで、そして有酸素トレーニングが4.3で「高い効果」でした。久し振りの自転車の遠出は、過負荷で「激しすぎる」との判定だったので、とりあえずは基礎体力をつけないと、姫路までの往復100kmは、今のままではちょっと危険です。
運動消費カロリーが2000kcalを超えたのも久し振りです。今日はトータルで2500kcalぐらいになりそうで、基礎代謝量と併せると、4000kcal近くになってしまいます。
いきなりロング・ライドは心配だったので、昨日の土曜は、午後から3時間余りで往復35kmとなる江井ヶ島までのサイクリングをしました。運動消費カロリーや心拍数のグラフを考えれば、今の体力では40km~50kmぐらいのサイクリングが、体力に見合った距離かもしれません。だいたい南二見の人工島か、あるいは加古川の別府あたりになります。