今日は何の日?
朝のラジオで「今日は何の日?」の短いコーナがあり、時々聞くとはなしに耳にしています。今日の最初は「一般家庭に電気の供給が始まる」でした。ずっと電気関係の学校や仕事をしていましたが、11月29日が電気供給の日であることは知りませんでした。ネットで検索してもすぐには見つかりませんでした。
いろいろネットで検索すると、東京電力のルーツとなる「東京電燈」という会社が、1886年(明治19年)11月29日に東京で最初の公衆用配電を行ったようです。東京の日本橋茅場町など数か所に火力発電所を設けて、最初は直流送電だったようで、直流200Vで市内配電をしたそうです。
アメリカでも最初は電球を発明したエジソンがエジソン・エレクトリック・ライト社を立ち上げ、ニューヨークで発電所の操業を1882年に開始していますが、直流発電・直流送電だったので、低圧で送電効率が悪く、末端では電圧が低下して電灯が暗いという欠点がありました。それに対してウェスティングハウスはテスラから多相交流システムと誘導モーターの特許を取得し、1891年には世界初の商業用交流発電システム(エームズ水力発電プラント)を建設して、エジソン陣営のゼネラル・エレクトリックの直流配電はフェードアウトになりました。
日本の東京電燈は浅草火力発電所を建設して、ドイツのAEG製の交流発電機を導入して1896年(明治26年)から交流の配電を開始しています。このAEG製の交流発電機が交流50Hzで、関西では大阪電燈がアメリカのゼネラル・エレクトリック製の交流60Hzの発電機を採用しています。これが日本の東西で商用電源の周波数が60Hzと50Hzと異なる発端です。
街中の6600V三相交流配電は、住宅地では電柱が多いですが、繁華街では地中電力ケーブルが増え、またマンション等のビルではキュービクルという高圧受電設備が地下に設置されるケースが多いので、電線の途中で、地下ケーブルになるような電柱を見掛けることが多くなりました。
高校で勤務していた頃、部活動の一環として校舎のエントランスに設置された大型モニター「今日は何の日」というスライド式のコンテンツを映していました。生徒は語呂合わせが好きなので、11月29日だと「良い肉の日」となった年が多かったと思います。
11月29日は、電気事業として公衆配電の開始以外には、今年2024年は「三の酉」です。江戸時代に、東京・足立区の大鷲神社に近隣の農民たちが、秋の収穫を祝って鶏を奉納したのが始まりだそうです。現在では開運招福や商売繁盛を願う祭りとなって、縁起熊手が人気です。「一の酉」と「二の酉」は毎年ありますが、今年は「三の酉」が11月29日です。
忌まわしい事件として大韓航空機爆破事件、37年前の1987年11月29日に大韓航空機が、北朝鮮の工作員によって飛行中に爆破されたテロ事件です。犯人の一人の金賢姫は、その後、時の人となって14年前には日本を訪れています。
今日のジム、1時間45分のトレーニングで、運動消費カロリーが686kcalで平均脈拍数が128bpmでした、低負荷で長時間かけてセット数を多くしようとしているのですが、低負荷では物足りず、つい負荷を1段階上げてしまって、結果として心拍数が上昇してしまっています。無酸素運動が47分、有酸素運動が56分で、拮抗してしまっています。低負荷で有酸素運動が支配的な筋トレを目指しながら、つい、その場で「遣り甲斐」を優先してしまいました。
夕食前の総運動量ですが、運動消費カロリーが1077kcalで、運動活動時間が147分、歩数が12736歩でした。