上皇と女性天皇

仙洞御所 12月11日 宮内庁提供

 今日・12月23日は上皇陛下の誕生日、退位前の平成時代には天皇誕生日でした。

 天皇の退位は、第119代光格天皇が1817年(文化14年)に恵仁親王(仁孝天皇)に譲位してから202年ぶりです。2019年(平成31年)に退位されて5年が経ちました。退位した天皇は太上天皇となり、それを略して上皇と呼ばれていましたが、今回の退位では「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」によって、正式名称としての上皇となっています。

 天皇が終身制となったのは明治以降で、皇位継承は「諒闇践祚」で、天皇の崩御後、直ちに皇嗣が践祚し即位するのが明治に制定された皇室典範です。それが特例法によって生前退位に関して法整備が行われたわけです。

 生前に退位・譲位した例は、持統天皇から光格天皇まで59人で、今回で60人目ということになります。これまでに同時に複数の上皇が並立した例もあり、上皇が出家して法皇と呼ばれた例もあり、ちょっと調べただけでも複雑です。

 退位して上皇となった後に院政をはじめて権力を持った例もあり、出家して法皇となった例や、隠居ではないですが、文学等に勤しんだ例もあり、天皇と対立した例や、抗争の中で流刑となった例もあります。

 上皇陛下は、日本国憲法の下に象徴天皇として即位し、そして退位という道筋を拓き、自ら象徴天皇を譲位した点で、画期的なのかもしれません。

皇居 11月22日23歳の誕生日 宮内庁提供

これまでに8人の女性天皇が即位をしています。第33代推古天皇から第117代後桜町天皇が1762年(天宝12年)に即位し、1771年(明和7年)に譲位したのが最後で、それ以降は女性天皇はいません。特に明治以降は旧・皇室典範で「大日本國皇位ハ祖宗ノ皇統ニシテ男系ノ男子之ヲ繼承ス」とあり、現行の皇室典範でも「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」とあるため、女性天皇が即位することがない法体系となっています。今、女性天皇の議論が賛否を含めて活発に議論されており、天皇陛下の長女の愛子内親王がクローズアップされることが多いです。

 愛子内親王はインフルエンザと診断され、上皇陛下の誕生日を祝うための仙洞御所への訪問は取りやめ、そして大事をとって天皇皇后両陛下も仙洞御所への訪問を取りやめたようです。

 土日の2日間を挟んで金曜以来のジム、2時間21分のトレーニングで運動消費カロリーが975kcalで、平均心拍数が133bpmで、結果的に負荷が高目でトレーニング時間も長目となりました。無酸素運動が92分で有酸素運動が47分となって、有酸素運動の2倍の時間を無酸素運動していたことになります。

 ただトレーニング後の疲れも筋肉痛もなく、それほど過負荷のトレーニングではなかったです。

itsumi
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