ターフェルムジーク

今日は、テレマンの「ターフェルムジーク(音楽の食卓)」のコンサートを聴きに、カトリック芦屋教会へ行ってきました。

ジョワン主催の室内楽のコンサートで、テレマンの「食卓の音楽」第一集6曲の「音のフルコース」と銘打ったコンサートです。序曲の管弦楽組曲から始まって、四重奏曲、協奏曲、2つのヴァイオリンと通奏低音のトリオソナタ、フルートと通奏低音のソロソナタ、そして終曲の6曲がセットになって全部で2時間半ぐらいの演奏会でした。

芦屋に降り立つのは久し振りです。兵庫県には加古郡播磨町と芦屋市という小さな自治体が2つあります。播磨町は明治22年の 町村制で発足した阿閇(あえ)村が、昭和33年に播磨町になって、そのままで面積9平方kmで兵庫県で最も小さな自治体ですが、人口3万3千人で人口密度は全国有数です。そして芦屋市は明治22年の 町村制で発足した精道村が、昭和15年に市制施行して芦屋市となってそのままで面積は18平方kmありますが3分の2ぐらいは六甲山系の山地です。東西には1.5km程度しかなく、阪急電車は芦屋川駅、JR神戸線は芦屋駅、そして阪神電車は芦屋駅と打出駅というように東西に走る鉄道には駅が1つか2つしかありません。阪神電車の芦屋駅が最寄りなので阪神電車を利用しました。阪神電車の芦屋駅は芦屋川の上にホームがあります。

阪神電車芦屋駅の北には芦屋警察署、此処は古い石造庁舎でしたが、旧正面玄関部分だけは保存されて、建て替えられていました。

カトリック芦屋教会は芦屋川沿い、芦屋警察署の北が芦屋税務署で、その北に位置しています。教会の全景を撮ろうとして、川を挟んで右岸から望んだカトリック芦屋教会です。

カトリック教会に入るのは2回目、前回は、東京・文京区のカトリック関口教会で、東京カテドラル聖マリア大聖堂で開催されたパンフルートのコンサートでした。ザンフィルの来日コンサートだったと記憶していましたが、司会が宮崎美子だったことは記憶に残っています。あとは長崎へ行った時に観光で訪れた程度です。東京の大聖堂のような巨大な会堂ではないですが、それでも2階席もある大きな会堂でした。

前から6列目ぐらいで、会堂の真ん中ぐらいの席、コンサートホールではないので、席に座ると演奏者が良く見えませんでしたが、6~7mぐらいの距離で楽しむことが出来ました。
初めてチェンバロ(ハープシコード)の生演奏を聴きました。でも思った以上に音量が小さく、そしてほとんどがチェロと同じ通奏低音だったので、フルートと通奏低音のソロソナタ以外は、ほとんどチェンバロの音が聴こえませんでした。
普段、あまりテレマンの曲を聴くことがありませんし、食卓の音楽も初めて聴くような感じでしたが、心地好い音楽で、周囲ではウトウトされている方が何人かいらっしゃいました。寒い冬の午後のひととき、ゆったりとバロック音楽を愉しむことが出来ました。ヘンデルと同時期で、J.S.バッハとも親交が深かったそうで、テレマンはバッハの次男の名付け親だったとの解説がありました。テレマンは商才にも長けていたそうで、一般市民向けの音楽で楽譜や、楽譜を掲載した雑誌を売って成功したようです。

会堂の後ろにあった・・・多分、告解室だと思います。

帰り道、ふと見ると日の丸を掲揚している家がありました。地元選出の衆議院議員のご自宅でした。

行きに、途中で元町・三ノ宮の繁華街を彷徨って、芦屋でも教会の周囲を散策したのですが、今日はその程度ですので、歩数は13724歩、運動消費カロリーが502kcalで、エクササイズ時間が44分でした。