Palm Size

机の上で、スマートフォンと関数電卓が並んだ状態になって、ほぼ同じようなサイズであることに気付きました。どちらも片手で操作できる手のひらサイズ。このサイズって結構使い勝手が良いのかなあ~と思うと、手のひらサイズのモノって他に何かあるかと考えると、思い浮かんだのが三省堂のデイリーコンサイス辞書、今はほぼ使うことがなくなった紙の辞書を久し振りに取り出して並べると、ほぼ同じサイズでした。
このサイズはハンディサイズや、或いはパスポートサイズと言われる大きさで、多分サイズ的に「手頃」なんだなあ~と感じました。パームサイズとも言い、ポケットサイズよりも一回り大きくて使い勝手の良い手帳も、このサイズです。ビデオカメラが小さくなって、ソニーがパスポートサイズのハンディカムという製品がありましたが、当時の8mmビデオテープを使って、片手で操作できるサイズというのが売り文句だったように思います。

岩波文庫も、ほぼこのサイズ、そして岩波新書はスマートフォンより若干大きい感じで、どちらも手頃に持ち運びが出来て電車でも読めるサイズです。

三省堂のコンサイス辞書は、デイリーコンサイス辞書より一回り大きく、それでもコンパクトです。以前、テクニックス(パナソニックのオーディオブランド)でコンサイスコンポというのがあり、コンサイス辞書と同じ大きさのプリアンプとメインアンプとチューナがカッコ良かったです。
この三省堂のコンサイス辞書はフランス語の辞書で、第三外国語でした。高専で英語とドイツ語、そして大学に編入して、ドイツ語の自信がなかったので、フランス語を半年間だけ授業を受けたので、ほとんど使っていなくてもったいないです。
オーディオ用のカセットテープ、スマートフォンより小さいですが、以前はカセットテープの小型プレーヤとして、カセットウォークマンがあって、その大きさがスマートフォンぐらいでした。そして日頃の撮影で使うことが多いミラーレスデジカメもスマートフォンサイズでした。
今は電卓の機能も、辞書の機能も、電子書籍も、また音楽を聴くのも、動画や写真を撮るのも、スマートフォン1台でこなすことが出来ることに、改めて気が付きました。

今日は雨模様の曇り空で、ベランダから望んだ明石海峡大橋の主塔が霞んでいました。気温も下がらず、3月下旬並みの気温で、春霞のような感じでした。