散る桜・残る桜

散る桜
残る桜も 散る桜
良寛 辞世の句
昨年も一昨年も3月下旬に満開を迎え、4月には散っていた桜も、今年は七十二候の「鴻雁北(こうがん きたす)」の頃に満開となって、昨日の強い雨が吹き抜けた後の今日・七十二候の「虹始見(にじ はじめて あらわる)」には「散る桜」と「残る桜」を愛でることが出来ました。

昨日の雨で、桜の木の下は、桜の花びらの絨毯のようになって、それを桜の木の木漏れ陽が照らして輝いていました。

そして、昨日の強い雨に打たれても「残る桜」が、陽射しが強くなった陽光に輝いています。

まだ葉桜の一歩手前の光景ですが、先週までは一面の桜色だった背景が、葉の芽の緑が貌を出し始めています。

此処は昨日の雨が強く当たったのか、花びらがかなり堕ちていました。そして若葉が萌え出ずる一歩手前・・・

良寛和尚の辞世の句と言われている「散る桜 残る桜も 散る桜」・・・まだまだ七分咲き・八分咲きの頃の桜を美しいと感じていますが、散る桜・残る桜の美しさを感じるようになりました。

舞子公園で撮った、散る桜・残る桜、新しく買ったスマホでも結構きれいに撮れます。ただ、そのままの絵ではコントラストが高過ぎで、調整をしないと 淡い桜色を再現できませんでした。

少し足を延ばして、お気に入りのスポット。舞子ホテルがあった少し西側から眺めた旧・山田村から朝霧、そして明石の市街地方面です。JR神戸線の複々線と山陽電車の複線の計12本のレールも見えます。