動脈硬化度検査

掛かりつけ医から60日分の生活習慣病の治療薬の処方をもらっているので、2ヶ月に1度は掛かりつけ医のクリニックで受診を処方箋をもらっています。今回は3月に受診した健康診断の結果を持っていきました。そして3月の健康診断にも、そして昨年11月の人間ドックの折にも検査をしていない動脈硬化度の検査を勧められて、検査を受けました。両手の上腕と両脚の足首に、血圧を測る時に使うようなカフ(巻きつける袋状のベルト)を巻き付けて測定しました。
動脈の詰まりは正常範囲内でした。ABI(ankle brachial pressure index;上肢下肢血圧比)とは上腕動脈の血圧に対する足関節レベルの血圧の割合を意味する指標だそうで、上腕の高い側の収縮期血圧で両足関節の収縮期血圧を除して計測し、左右の低い方の値をABIとするそうです。
動脈の太さは末梢に向かうほど細くなっており、末梢からの圧脈波の反射により足関節レベルの収縮期血圧は上腕動脈の収縮期血圧より10~15mmHg高い値を示すようで、ABIが0.90以下の場合、下肢動脈に50%以上の有意な狭窄を示すリスクが高いようです。逆に糖尿病等で動脈の石灰化が進んでいるとカフで圧迫しきれず、足関節血圧が高くなってABIが1.40以上の高値を示す症例があるそうです。

CAVI(Cardio Ankle Vascular Index、キャビ;心臓足首血管指数)は動脈の硬さを評価するための検査で、心臓から足首までの血管を通る血液の波形を解析して動脈壁の弾力性を測定し、動脈硬化の進行度を評価するそうで、CAVIが8.0未満が正常、9.0以上が中等度から重度の動脈硬化のリスクがあるとのことで、今回のCAVIの測定値が8.2でしたので、軽度の動脈硬化の兆候があるようで、血管年齢は60歳台前半という判定でした。動脈硬化に関してはボーダーライン上のようです。

垂水の街中を流れる福田川沿いの公園、彩豊かな可憐な花が咲き誇って、春の陽光に輝いていました。