私はこの今の時期に、独特の雰囲気を感じます。人恋しいとか、さみしいとか、ふと、そんな感傷的な気分に陥ってしまいます。

　もう１０年位前になるでしょうか、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」という小説を「この時期」に読んだことを思い出しました。秋から冬のこの時期の描写に、妙に迫り来るものを感じ、それ以来一度も読んでいないです。でも、引っ越しの度毎に段ボールに入れ、今も本箱のどこかにあるはずです。

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あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。
　マタイ6:6より　新改訳
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　最近私は、つぶやきと、モノローグと、祈りと、区別がつかなくなっています。捧げる祈りが、神へのつぶやきとなり、いつしか自己完結のモノローグになったり、反対にモノローグが神へのつぶやきとなり、そして神への祈り・賛美へと変えられたり・・・。
　Oct 29,1997