私は、クリスチャンになって、裁くのが上手になってしまった部分があります、特に自分自身を。

　イエスが「裁くな」というのは、自分自身をも含めてのことなんでしょうね。クリスチャンになって「神の裁き」に「委ねる」存在に転換したはずなのに「神の義」ならぬ「自分の義」で、自分を押しつぶしているようなところが私の中にあります。

　私はプロテスタントなので、祈りの中で、自分の罪を口にし、赦しを願い、委ねても、「何の応答もない」です。「神の実感」が私にはないので、「聖霊に満たされる」という感動的な場面もなく、「アーメン」と自分で締めくくって、終わりです。

　思い起こせば、教会の敷居を跨いで、自分の罪と対峙し、まさに「自分（の罪）を明るい心で眺めたい」と神に委ねてクリスチャンになったのに、教会の敷居を跨いだ当時とあまり変わっていないです。
　Oct28,1997