照明 enlighenmennt

初日の出、2026Jan1、明石・南二見から明石海峡から上る初日の出

 照明(しょうみょう)とは仏教の教えで、仏の”智慧の光”や”光明”の象徴であり、”無明”(迷いや煩悩)を打ち破り、人々を導く重要な意味があります。仏の智慧(光明)が、迷いや無知(無明)を照らし消すことが照明であり、人々を苦しみから救済することだそうです。

 西洋的な思想ではenlighenmennt、西洋史でも必須の17世紀後半から18世紀のヨーロッパに興った啓蒙思想が、Enlightenment・・・理性や知識で無知や偏見を打ち破って、理性的・合理的・精神的な認知・理解を追い求めることです。

 理性や知識を光として、無知や因習・慣習を打ち破るような意味が、enlighenmenntという言葉にあります。enlighenmenntは日本語では啓発や啓明という言葉で顕されることが多く、あまり照明という言葉は使わないです。

 照明という言葉は、日常生活ではlighting・・・人工光源(ランプ、電球、蛍光灯、LEDを含めて)が発する光(人工光)で照らして、明るくすることが共通認識となっています。モノを見やすくするために光を照らすことが照明で、まさに「照らして明るくして、モノを見やすくする」ということです。家電の中で、照明器具は必須で「電気をつける」という言葉が、「照明器具で明るくする」という意味で使われることさえあり、今でも屋内配線の100Vのコンセントに供給する配電用電線を”電灯線”と呼ぶことがあります。

 照明学会の英語名は、”The Illuminating Engineering Institute of Japan”で、illuminating engineeringということで、照明技術のようなニュアンスで、光源そのものの技術や、景観や照明デザイン、照明の心理的効果等を扱う学術学会であり、物理的・工学的な範疇であり、光学( optics)という研究・学問分野の名称もあります。

 聖書において、創世記の冒頭は、

 元始に神天地を創造たまへり 地は定形なく曠空くして黒暗淵の面にあり神の靈水の面を覆ひたりき 神光あれと言たまひければ光ありき 神光を善と觀たまへり神光と暗を分ちたまへり 神光を晝と名け暗を夜と名けたまへり夕あり朝ありき是首の日なり
(創世記1:1~5、文語訳)

In the beginning God created the heaven and the earth. And the earth was without form, and void; and darkness was upon the face of the deep. And the Spirit of God moved upon the face of the waters. And God said, Let there be light: and there was light. And God saw the light, that it was good: and God divided the light from the darkness. And God called the light Day, and the darkness he called Night. And the evening and the morning were the first day.
(Gen.1:1-5,KJV)

 ”without form, and void”(形なく空虚)だった処に、神が”Let there be light”(神 光あれ)との言葉で、”there was light”(光ありき)と、天地創造の第一歩(元始)が、混沌として空虚だったこの世の中に光を入れたこと・・・照明というのが聖書のスタートでありユダヤ教とキリスト教の共通理解ですが、イスラム教のクルアーンでは、アッラーは天と地の創始者ではありますが、“無いところから存在を生み出す者”であり、“命じれば『クン(あれ)』と言うだけで存在する”ということで、どうもアッラーの意志によって「存在そのものが初めて立ち上がった」ということになって、特に「光」とは書いていないようです。

enlighenmennt・・・”光を入れる”ことが天地創造の第一歩であり、そして日常生活では「光源で照らして明るくしてモノを見やすくすること」となり、そして思想・哲学的には「わからないこと、混沌としたことを理性的合理的に捉える啓発であり啓蒙」、そして仏教の照明(しょうみょう)は、「仏の光明が、無明(迷いや無知)を照らし消す」ということになるようです。

 新約聖書においてイエスは自らを、

我は光として世に來れり、すべて我を信ずる者の暗黒に居らざらん爲なり。
(ヨハネ12:46、文語訳)

I am come a light into the world, that whosoever believeth on me should not abide in darkness.
(John12:46,KVV)

イエスがLOGUS(言葉)であり、イエス自身が暗闇の中に照らされた光(light)であることを言っています。

黎明の光景、Sep25,2024,神戸垂水・旭ヶ丘

 黎明の住宅地では、住宅の門灯が色温度の低い暖色系の光、それに街灯は色温度の高い青みがかった白色、そして東の空の端は朝焼けの二千数百Kのひじょうに色温度が低く、上空はひじょうに色温度の高い青・・・、朝の住宅地には彩り豊かな光が交差していました。





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